「筋トレの効果ってなにがあるの?」
「筋トレの効果はいつごろでる?」
このような疑問に答えます。
筋トレの効果は幅広く、基礎代謝の向上からストレス解消までしてくれるといわれています。
そのなかには記憶力がアップするという信じられないような効果も…。
この記事では、筋トレによって得られる効果についてご紹介。
- 筋トレの効果
- 筋トレの効果が現れるまでの期間
の順番で、実際にトレーニングで得た実体験をもとにお話します。
3分程度で読み終わる内容ですし、効果を知って「いますぐに筋トレしたい!」と感じること間違いなしです!
まずはご一読を!
筋トレの効果とは

筋トレが健康維持や生活習慣病の予防に効果的なのは周知の事実ですよね。
実際に、多くの方が筋力トレーニングに取り組んでいます。
しかし「あえて筋トレを選ぶ理由はなに?」と感じている方も多いはず。
そこで、筋トレが皆さんの体に与える効果についてご紹介します。
きっと「こんな効果もあったのか」と驚きますよ。
筋トレの効果│基礎代謝が向上する
基礎代謝とは、生活を維持する為に消費するエネルギーのこと。
人間が1日で消費するエネルギーは、筋肉1kgあたり20kcalといわれています。
つまり、筋トレで筋肉を増やすことで基礎代謝が向上します。
太りにくい体になるので、体型維持にも役立つでしょう。
筋トレの効果│脂肪細胞が分解されやすくなる
筋トレをしている人の体が引き締まっているのは、筋トレによって脂肪を燃焼しやすい体になるから。
私自身も、筋トレを始めてから脂肪がつきすぎることがなくなりました。
人間の脂肪には
- 白色脂肪細胞
- 褐色脂肪細胞
という2種類の脂肪が蓄えられています。
ほとんどが白色脂肪細胞なのですが、残念ながら分解されやすいのは褐色脂肪細胞の方。
しかし筋トレをすることで、白色脂肪細胞が褐色脂肪細胞のような動きをすることがわかっています。
変化するメカニズムをみていきましょう。
はじめに、筋トレをするとイリシンというホルモンが分泌されます。
分泌されたイリシンには白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞のように変化させる効果があるのです。
褐色脂肪細胞は分解されやすい脂肪でしたよね。
このことから、筋トレには脂肪を分解しやすくするという効果があるといえます。
筋トレの効果│血糖値が安定する
筋トレの効果は、糖尿病予防にも繋がるといわれています。
まず、筋トレをすると血液中の糖・グルコースが筋肉に取り込まれます。
簡単にいうと、血糖値が下がるということです。
人間は血糖値が高くなると、血糖値をおさえるために膵臓からインスリンを多量に分泌します。
このとき、臓器によってはインスリン過剰で異常が出ることも。
インスリン過剰によって引き起こされる症状は、喉がよく渇く・頻尿などがあります。
筋トレによって血糖知を安定させることで糖尿病などの予防にもつながるでしょう。
筋トレの効果│記憶力がアップする
筋トレの効果のひとつが、記憶力がアップするというもの。
これには、BDNFというものが関係しています。
BDNFとは脳由来神経栄養因子という物質で、神経細胞の維持・神経突起の成長促進・神経伝達物質の合成補助という役割があります。
BDNFは運動によって増えるため、筋トレによって脳が活性化するといわれています。
トレーニングをしている人と話していると、「この人は筋肉のなかに知識をたくわえているのだろうか」と思うことがあります。それほど博識で知識量が豊富なのです。
このような経験からも、筋トレが記憶力を上げていると認めざるを得ません。
筋トレの効果│ストレス解消
筋トレの嬉しい効果のひとつがストレス解消です。
まず、筋トレをするとセロトニンが分泌されることがわかっています。
セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれ、効果は気分を良くしたり緊張をほぐすという作用があります。
みなさんも運動後にリラックスした経験があるはず。
これは、筋肉に刺激を与えると幸せホルモンが分泌されるからなのです。
筋トレの効果│成長ホルモンの分泌する
筋トレの効果に成長ホルモンの分泌があります。
成長ホルモンの分泌量は加齢とともに減少するもの。
成長ホルモンが減少すると、
- 体の細胞をつくる
- 病気への抵抗力を上げる
- 脳疲労を回復する
といった働きが弱まる原因になります。
そこで筋トレが効果的です。
また、筋トレによる成長ホルモンの分泌は年齢関係なく起こるといわれています。
はじめる時期が遅いということはありません。
筋トレの効果が出るまでの期間

筋トレを続けるうえで気になるのが、どれくらいの期間取り組めば効果が出るのかということ。
ここでは、筋トレの効果が現れる期間についてお話します。
結論から伝えると、筋トレの効果が現れるのはトレーニングを始めた瞬間です。
しかし、みなさんが気になるのは「見た目に変化が現れるまでの期間」でしょう。
一般的に、見た目に変化が現れるのはトレーニング開始日から2~3ヶ月後。
筋トレの効果を実感するには、まず2~3ヶ月は続けてみる必要がありそうです!
とはいえ、筋トレの健康効果はトレーニング開始日から始まっています。
ここでの変化とは細胞レベルの話なので、見た目には一切変化は起こりません。
トレーニングを開始してから2週間ほど経過すると筋力がついてきます。
これは、神経が強くなって一度に多くの筋繊維を収縮させることができるようになるためです。
また、神経が強くなると同時に筋繊維のが太くなっていきます。
そして2~3ヶ月経過した頃には神経が強くなり・筋線維が太くなり・筋線維の本数が増えるため、見た目にも変化が表れます。
また「細マッチョ」や「マッチョ」になるために必要な期間は6ヶ月以上。
たくましい体を目指すなら、半年以上のトレーニングを覚悟しましょう。
ただし、効果が現れる期間には個人差があり、
- トレーニングの質・頻度・強度
- 健康状態
- 栄養状態
- 運動経験
- 遺伝的要因
などによっても左右されます。
生活習慣やトレーニング計画を整えることで、予定よりも早く理想の体になれる可能性も十分にあるということです。
みなさんは、筋トレの効果が現れる期間について間違った認識を持たないようにして、「効果が出ないからすぐに辞めてしまった」なんてことを防ぎましょう。
まとめ

今回は筋トレの効果や、効果が現れるまでの期間についてご紹介しました。
筋トレの効果には基礎代謝の向上・脂肪の分解・血糖値の安定・記憶力アップ・ストレス解消・成長ホルモン分泌進といったものがあり、どれも心身の健康維持に大切なものばかりです。
また、筋トレの効果が現れるのは時間がかかるもの。しかし実際は筋トレをはじめた瞬間からトレーニングの効果が現れています。見た目の変化がないからといって筋トレをやめてしまうのはもったいないといえるでしょう。
筋トレは健康維持にとって効果的なだけではなく精神的な安定にもつながるもの。みなさんも筋トレの効果を実感して、心身ともに健康な状態を目指しましょう。