プロテインは使い方さえ間違えなければ副作用をおこすことはないと考えられています。
しかし
- なんか体に悪そう
- 吐き気や腹痛の原因になる
- 抜け毛・病気に繋がりそう
と思っている方も多いのが事実。
そこでこの記事ではそんな「プロテインには副作用があるの?」というお悩みを、
プロテインアドバイザーの観点から解決します。
具体的には
- プロテインが体に悪いは勘違い、理由ごとに解説
- プロテインは体に悪いは嘘、種類ごとのデメリットは飲み方で解決
- 体に悪いとはいわせない、おすすめプロテインメーカー3選
の順番にご紹介していきます。
5分くらいで読めますし、プロテインを効果的に使えるようになる可能性が高いので、まずはご一読を!
目次
プロテインが体に悪いは勘違いです【過剰摂取しなければ問題ない】

プロテインが体に悪いというイメージの多くは勘違いによるものです。
そもそもプロテインとはたんぱく質という意味。
プロテインの原料は主に
- 牛乳
- 大豆
- えんどう豆
などのたんぱく質を多くふくんだ食材です。
そのため、食事から栄養をとるのと大きな差はありません。
基本的に、プロテインの副作用は過剰摂取しなければ起こらないといえます。
ここでは、プロテインの副作用といわれている
- 肝臓・腎臓に負担がかかる
- 吐き気や胃痛の原因になる
- 糖尿病・抜け毛の原因になる
の3つを順番に解説していきます。
プロテインを過剰摂取すると肝臓・腎臓に負担がかかって体に悪い
理由のひとつは、過剰摂取した際に肝臓に負担がかかるから。
プロテインは通常の食事では摂るのが難しいたんぱく質を効率的に摂取できるもの。
そのため、飲む量を間違えると「たんぱく質の過剰摂取」を引き起こす可能性が。
まず、人が1度に吸収出来るたんぱく質の量は約25g程度といわれています。
そして、必要以上に摂り過ぎたたんぱく質は吸収されずに肝臓・腎臓で尿に変換されます。
そのため、プロテインを過剰に飲みすぎると肝臓に負担がかかるといわれているんです。
体質によってはプロテインで吐き気や胃痛の原因になることも
吐き気や胃痛を引き起こす、というのもプロテインが体に悪いと思われている理由です。
たしかに、プロテインを飲んで吐き気や腹痛が起きる事はあります。
その原因は「乳糖」でしょう。
乳糖は
- 乳製品に含まれる成分
- 体のなかで分解できないと腹痛や吐き気の原因になる
というもの。
普通の体質の方には問題ないのですが、「乳糖不耐症」と呼ばれる体質の方は要注意。
乳糖不耐症の方は体内で乳糖が分解できないため、プロテインが原因で吐き気や腹痛を起こしやすくなります。
牛乳を飲むとお腹が痛くなる、という方は乳糖不耐症である可能性が高いです。
そういった方は、乳糖が含まれていないソイプロテインを選ぶと良いでしょう。
腹痛や吐き気を気にせずプロテインを摂取することができますよ。
プロテインで糖尿病・抜け毛になるから体に悪いという勘違いも広がっている
世の中には、プロテインを飲むと糖尿病になる・抜け毛になるという意見があるようです。
しかしこれは大きな間違い。
プロテインが糖尿病や抜け毛の原因になることはありません。
むしろ、プロテインを摂ることで糖尿病や抜け毛の予防につながる可能性があります。
「プロテインが糖尿病・抜け毛の予防になる」について、以下詳しく説明しますね。
プロテインが糖尿病の予防につながる理由は筋肉がつくから
プロテインには筋肉をつくるたんぱく質が多く含まれています。
そして、筋肉が増えるとブドウ糖の消費量が上がるという効果があるんです。
体内からブドウ糖が減ると
- 血糖値の急上昇をおさえられる
といったメリットが。
そもそも、糖尿病の主な原因は急激な高血糖によるものです。
人は血糖値があがるとインスリンが分泌されます。
インスリンの主な特徴は
- 血糖値をさげる
- 内臓脂肪が多いと効きづらくなる
の2点
そして、インスリンが不足したり、効き目が悪くなると糖尿病になるのです。
そのため、プロテインを摂取して適度に運動をすることで
- 筋肉がつく
- 血糖値の上昇を抑えられる
という効果が期待でき、糖尿病の予防につながります。
プロテインが抜け毛予防につながる理由はたんぱく質を補給できるから
プロテインが抜け毛の原因になるというのは、ステロイドと間違えている可能性が高いです。
ステロイドには抜け毛の原因になるといわれている男性ホルモンをふやす効果があります。
これにより、「プロテイン=抜け毛の原因になる」という間違った噂がひろまったのではないでしょうか。
髪の毛は主にたんぱく質でできているので、たんぱく質が豊富なプロテイン飲む事で抜け毛改善効果が期待できるかもしれません。
プロテインは飲み方を間違えると体に悪いです【飲み方をご紹介】

ここまでプロテインは過剰摂取しなければ副作用が起こらないとお伝えしました。
しかし、飲み方によってはデメリットが発生することも。
デメリットを抑えるためには正しい飲み方で飲むことが重要です。
ここでは
- ホエイ
- カゼイン
- ソイ
の種類別に、おすすめの飲み方を解説していきます。
ホエイプロテインは筋トレ後に飲むべき
ホエイプロテインは筋トレの後に飲むのがおすすめです。
その理由は体への吸収がはやいから。
筋肉には
- 運動やトレーニングで負荷がかかると「分解」される
- 分解された筋肉はたんぱく質をつかって「合成」する。
- 合成のときにたんぱく質が多いと大きくなる
という性質があります。
そのため、筋トレ後にホエイプロテインを飲む事で、より強い筋肉をつくる効果が期待できできます。
カゼインプロテインは寝る前に飲むと◎
カゼインプロテインは寝る前に飲むのがおすすめです。
まず、睡眠中は筋肉の合成が最も活発になる時間帯。
カゼインプロテインは体への吸収がゆるやかなため、寝る1時間くらい前に飲んでおくことで合成の効率を最大限高めることができます。
寝てるあいだに栄養補給ができるため、寝る前に飲むと良いでしょう。
ソイプロテインが苦手な方は豆乳で割って飲むと改善する
ソイプロテインを美味しく飲む方法、それは「豆乳で割ること」です。
ソイプロテインには
- 溶かしたときに粉っぽくなりやすい
- ホエイやカゼインと比べて飲みづらい
といったデメリットがあります。
しかし、豆乳で溶かす事でダマっぽさが気にならなくなります。
豆乳には
- 女性ホルモンを調整するビタミンE
- 肥満予防・免疫力をあげるサポニン
が含まれています。
つまり、飲みやすさだけでなく、栄養素もおぎなってくれるということ。
栄養をとりながら美味しく飲みたいという方は、豆乳で溶かすことで美味しく飲むことができますよ。
さて、ここまで
「プロテインのデメリットをなくす飲み方」
- ホエイは筋トレ後に飲む
- カゼインは寝る前に飲む
- ソイは豆乳で溶かす
の順番でお伝えしてきました。
ここからは
- 人気のおすすめプロテインメーカー
をお伝えします!
体に悪いとはいわせない、安全なプロテインメーカー

ここまで読んでいただいた方のなかには
- 「プロテインが体に良いのはわかったけど、結局どれがおすすめなの?」
感じている方もいらっしゃるかとおもいます。
そんな方のために、おすすめのプロテインメーカーを3つお伝えします!
ザバス
明治から販売されているザバスプロテインは、
- 国内製造のよる安全性
- コンビニで買える手軽さ
が特徴です。
普段プロテインを飲まない人でも、コンビニでミルクタイプのザバスプロテインを見たことがあるのではないでしょうか。
日本製のため、抹茶味やミルクティー味など日本人好みのフレーバーが多いのでプロテイン初心者にもおすすめのプロテインメーカーです。
マイプロテイン
マイプロテインは、プロテインユーザーならだれでも知っているほど、
- 知名度
- 実績
があるヨーロッパのプロテインメーカー。
そして、
- コスパ
- たんぱく質量
- 商品の種類
どれをとっても1級品です。
1食分のお試しパックも販売しているので、初めてプロテインを買う方にも優しいシステムになっています。
ゴールドスタンダード
ゴールドスタンダードは、
- 溶けやすさ
- 高たんぱく
- グルテンフリー
と3点揃ったプロテインで、アスリートからも根強い人気をほこっています。
海外製のプロテインですが、国内正規品も販売されているので
- 甘すぎないプロテインがいい
- 国産のほうが安心できる
という方にもおすすめできるプロテインです。
プロテインは体に悪い?まとめ

今回はプロテインは体に悪いのか?についてお話しました。
プロテインが体に悪いと思われている理由は
- 肝臓・腎臓に負担がかかる
- 吐き気や腹痛の原因になる
- 糖尿病・抜け毛の原因になる
でしたね。
そして、デメリットをなくすプロテインの飲み方は
- ホエイは筋トレ後に飲む
- カゼインは寝る前に飲む
- ソイは豆乳で溶かす
でした。
さいごに、おすすめのプロテインシリーズ3選をお伝えしました。
- ザバス
- マイプロテイン
- ゴールドスタンダード
初めてプロテインを購入する際には、このあたりをぜひ検討してみてくださいね!